2018年8月10日金曜日

13

息子が13歳に成りました。

正確にいえば、13歳と9ヶ月。3ヶ月後には14歳に成ります。

今月から高校にも通い始めました。(アメリカでは小学校が1年生~5年生で、中学が6年生~8年生。高校が9年生~12年生なのです)

今までは寝癖がついたままの髪で外に出たり、着てる服、靴などにもまったく興味がなく、与えられた物を着てたのですが、最近は朝起きたら寝癖を直し、自ら買い物についてきて、自分の欲しい物をチョイス。これまでは買い物に行くのが大嫌いだったので、すさまじい変化です。又、最近、なんとなく会話の内容も変わり、。ティーンエイジャーに成ったんだなと感じています。ついつい、子供扱いしてしまうので、息子の心境を理解しようと、僕が13歳だった時の事を思い出してみました。

僕が13歳の時、親は離婚しました。当時は広島に住んでたのですが、離婚を機に、アメリカ国籍だった僕と親父はアメリカに戻る事に成りました。何処で生活するかも決まってなかったので、当時小学生だった妹(アメリカ国籍)はひとまず日本に残し、僕と親父と二人でアメリカに渡ったのです。

小学校3年生の時にサンフランシスコから広島へ移り、5年間広島に住んでたので、友達も出来、日本の環境にも慣れたところでのアメリカへの移住は決して嬉しい事ではありませんでした。しかも母親と離れ、親父と二人だけの生活。当時も英語は喋れましたが、5年も日本に居たのでどちらかと言うと日本語のほうが得意でした。なので、転入したアメリカの中学校では国語(English )がすごく難しかったのを覚えています。また、移住した南カルフォルニアのオレンジカウンティーは当時(1979年)99%が白人だったので、差別も受けました。

親父と二人で、最低限の家具を揃えたアパートでの生活。テレビもありません。友達は誰もおらず、毎日のように日本の友達にエアメールを書きました。この時期は暗く、寂しい記憶しかありません。当時は、服はおろか、欲しい物を何も買えなかった(買ってもらえなかった)。アメリカへ移住した時、親父も50前で、生活が見えるようになる迄は出来るだけ節約したかったのだと思います。また、洗濯なども自分でやらねばならず、それまでとはまったく違う生活環境に戸惑いながら日々過ごしました。

それに比べればいまの息子の生活は恵まれてると思う。その部分は一安心です。しかし、これから人生をどの方向に歩くのかを決めるのは息子本人。まだ見ぬ到達点に向かって歩き始めた息子を見守りながら、いいタイミングでアドバイスなり、助け船を出せればと思います。





4 件のコメント:

  1. エアメール毎日書いてたのぉ。
    何を書いてたんか覚えて無いがスゲ小さい字で表も裏もヘタすりゃ外にまでギッシリ書いてたの。
    マジで毎日。
    まだ郵便局が木造で、
    この田舎の郵便局であんなにエアメールしょっ中買う奴はわしとサーマンくらいじゃなかったたんじゃないかの。

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  2. 今みたいにネットなんてなかったから、学校から帰ると、まずポストを確認してた。手紙が来てると凄く嬉しかったのを覚えてる。何も買ってくれなかった親父だけど、唯一エアメールだけは買ってくれた。日本より、アメリカのほうが安かったけど、まとめて30枚とか買ってきてくれたので、書きまくってた。

    そうそう、びっしり書いてたのぉ!エアメールってあの当時一枚100円くらいじゃなかったかな?いまから40年前だから当時のお小遣い事情を考えると大きな出費だったはず。でもあのエアメールがあったから乗り切れた時代だったように思う。

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  3. 親父さんお前が送ってくれたあのカラフルな発泡スチロール発射するスプレー缶も買ってくれたんじゃないか?
    わしゃーあれ嬉しかったの〜。
    確かサーマンや他の奴にもと云う事で5本くらい送ってくれたよの。

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  4. スプレー缶よりも送料のほうが高くついたはずじゃが、そうだったかのぉ〜?もう思い出せんが、もしかしてそうかもしれん。

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