2017年12月28日木曜日

違いがわからん



ミタゾノ

高見沢

健康保険について

皆様アローハ

今日は健康保険についてです。

アメリカの健康保険は、州によって制度と内容が違うので日本の保険と違い少し複雑です。保険のみならず、アメリカで州により法律も違うのも要因です。例えばハワイではオートバイを乗る際にヘルメットは義務つけられてはいません。しかし、カリフォルニア、ニューヨーク、ネバダなどではオートバイに乗る際は必ずヘルメットを被らないといけません。

話を保険に戻しますが、日本には社会保険と国民保険があります。アメリカでは基本民間の保険会社が売る健康保険しかなく、日本の国民保険のように国がサポートしてくれる健康保険はありません。つまり健康保険がビジネスになってるので値段は自然と高価になりますし、金額は毎年変動します。これにより保険を持ってない低所得者が多く生まれます。

又、カリフォルニアには連日メキシコとの国境を違法で越えてくる不法移民が沢山います。このような人達は保険を持っていません。しかし、病気になれば病院に行かなければいけません。保険がないのに緊急窓口にやってる人を医者は保険を持ってないからとの理由で拒否する事は出来ません。保険を持ってようが持ってまいが命は命です。なので保険がないのに緊急窓口にやってきて、治療を受ける事になるのですが、当然支払い能力はないので、最終的には病院が丸損します。なので、一時期南カリフォルニアの緊急窓口が多く閉鎖された時期がありました。2017年現在、カリフォルニアでは不法民であろうとも保険を買えるように出来る法案が提示されました。

なぜ、保険を持ってない人が多いかと言いますと、保険が高くて支払えないのです。参考迄に我が家では8年位前までは、月$1300払ってました。これは家族3人で毎月払ってた金額です。

2010年、当時の大統領だったオバマさんが、低所得者でも入れるやすい保険プラン(オバマケア)を作り、国民全員に対し、なんらかのプランに入らなければ、確定申告時にペナルティーを課すと宣言し、多くの人たちが初めて保険プランに入りました。オバマケアには沢山のプランがあり、値段は保険内容(どこまでカバーするかなど)と収入により変動します。余談ですが、この時、我が家の毎月の保険料もいくらか下がり、とても助かりました。


大統領がトランプになり、トランプはオバマケアを廃止すると宣言しましたが、それに変わるプランを考えてないままの宣言だったので、当然その公約は守られてはいませんし、これからどうなるかもわかりません。アメリカの健康保険制度の一寸先は依然闇なのです。日本では当たり前にある国民保険。アメリカに住んでる僕からみたら、夢ようなプランです。

2017年12月22日金曜日

高橋まつりさん

連日雨、そして雨雲の多い、雨季真っ盛りのハワイです。

今日は日本で起きた事件について語ります。ニュースを見て、僕がとても気になった事件です。

その事件とは電通の社員だった高橋まつりさんの事件です。24歳だった高橋さんが毎月100時間以上の残業を強いられ、のちに自殺したのは皆さんもまだ覚えてるのではないでしょうか。

電通ほどの会社が、社員が自殺する迄残業させてる事は先進国の一流企業とは思えません。しかも労働基準法違反で裁判にて罰せられた金額がたったの50万円でした。人一人死ぬまでこき使ってたったの50万!しかも個人ではなく会社に対してです。電通の社長は「当社はこの判決を厳粛に受け止め、、、、」とコメントを出してたけど、裏ではシャンペンで乾杯してたはず。僕から見れば殺人を犯した人間が無罪を勝ち取ったのと同じです。 

もし同じような事件がアメリカで起きたら確実に50億の訴訟になったはず。亡くなった本人もそうですが、同じように残業を強いられた連中が次々と手を挙げたでしょう。ここぞとばかりに多くの人が訴訟に便乗したはず。高橋まつりさんだけの事ではなく、電通の体質がそうであり、同じように100時間以上の残業をしてた社員は他にもいるはずだから。百歩譲って、もし高橋さんだけがこのような残業をさせられてたのなら、これはパワハラであり、その状況を見てて、何もしなかった上司は第二級殺人罪で裁かれなければいけません。

24歳の女性が100時間以上の残業を毎月行い、寝る時間もないのに、上司は何で何もしなかったのだろう?日本では(もしくは電通では)これくらいの残業は当たり前だからなのでしょうか。それとも未だに上司が帰る前に帰れないという古い風習もあるのですかね?とにかくこれら全て時代遅れ。このような事件を起こした会社は徹底的に叩かれないと何も変わりません。億単位の罰金を受けない限り、絶対に今後ものらりくらり同じ事をやり続けるでしょう。

アメリカでは。よほどアンダーグランドじゃないかぎり残業代は絶対に払われます。残業代は通常のレートより高くなるので、ある意味残業は美味しいのです。しかし、割高の残業代を会社は出来れば出したくないので、仕事がない限り、上司は社員に定時に帰るように言います。逆に定時に仕事が終わらず、連日4~5時間も残業しなければいけないのは、その社員に与えられてる仕事量が多すぎるからで、会社がもっと社員を増やさないといけないのです。社員のせいではなく、会社の責任なのです。

ちなみに僕の働く撮影業界では1日10時間以上からが残業となり、10時間から12時間までが通常の1.5倍。12時間以上は2倍になります。例えば1日$200貰ってた場合、10時間以降は時給$30、12時間以降は時給$40になります。また6時間おきに必ず30分の食事をさせないと、meal penalty (ミールペナルティー・食事をさせなかった事に対して発生する罰金)が発生します。


決められたルールを日本人はアメリカ人よりも遥かに守る事が出来ます。なのになぜこういうベーシックな事(人を死ぬまで使わない)が改善されないのか、、、。それは罰則が軽いからではないでしょうか。現状では今後も日本ではこういう事は起き続けるでしょう。

2017年12月19日火曜日

沖縄米軍基地問題

先日、沖縄のアメリカ軍のヘリコプターから鉄製の窓が小学校の校庭に落ちたとのニュースを見ました。これまで散々アメリカ軍や米兵による事件、事故に苦しめられてきた沖縄の人たちにとっては「またか!」と言いたいところではないでしょうか。

アメリカの為に戦う米兵のイメージは「正義感溢れる兵士」かもしれません。しかし、実際はそうではありません。高校卒業後、何処にも行けない連中(役立たず)もたくさん入隊します。なので、米兵が飲酒運転、強姦、強盗などの犯罪を犯すのは驚くことではないのです。もちろん素行が悪いと除隊されます。

15年以上勤めた後、すぐに貰える年金を目当てに入隊する者も多くいます。ちなみに20歳で入隊し、20年勤めあげて退職した場合、辞めた翌月からアメリカ軍年金が貰えます。年金金額はランクやそれまでの収入によりますが、普通にやってれば$2000以上は確実に貰えます。バリバリ働ける41歳から$2000のアメリカ軍年金が貰えるのです。また、65歳から普通の年金も貰えます。

話を戻します。沖縄でアメリカ軍のやりたい放題は眼に余るものがあります。住人が幾ら基地の前でシュプレヒコールをあげても無駄です。基地内で米兵は笑ってると思います。日本の政府が動かなければ永遠に変わることはありません。日本政府がアメリカのペットに成ってるかぎり、沖縄の状況が急転するのは難しいと思います。そんな中、一生懸命頑張ってる翁長知事は素晴らしいと思います。

現在僕はハワイに住んでいますが、もしハワイで同じようにヘリコプターの窓が小学校の校庭に落ちたら、大佐が出てきて「すいませんでした」では終わりません。アメリカ人同士というのもあると思いますが、必ず弁護士が出てきて、裁判を起こします。たとえ誰も怪我をしなくとも、「危険行為である」、「安心して過ごせない」など弁護士は考えられるかぎりの難癖をつけてきます。また、もし落下した窓が誰かに当たってたら、億単位の訴訟になること間違いありません。日本では人に当たっても絶対に億単位の訴訟にはならないはずです。

2016年にオアフ島の東側にあるワイマナロという小さな町に沖縄でも問題になってるオスプレイが墜落し、21歳の米兵が亡くなりました。亡くなった米兵の両親は「設計上危険であるのはわかってたはずだ」と、アメリカ政府のみならず、オスプレイを設計し、制作したボーイング社も相手に訴訟を起こしました。日本では絶対にこんな展開ありえないのではないでしょうか。

日本人は外国人に対して腰が低いように思えます。それは悪いことではありません。しかし、間違ったことをして、それをなーなーにしようとしてるのが見え見えなのに、苦笑いでスルーさせるのは間違いだと思います。英語が喋れなければ、日本語で怒鳴っていいと思います。逆の立場だったらアメリカ人もそうするでしょう。

日本に住む程度の低いアメリカ人はそのような日本人の気質を見抜き、それを逆手に取り、自分優位で物事を進めます。しかし、アメリカ人との交渉を多く行う日本人はそれらを学び、力強くなります。

現在は多くの外国人が日本を訪れます。。また、日本に移住する外国人も増えています。これらにより今後文化の違いで様々な問題が出てくるはずです。これらにどのように日本、そして日本人は対応していくのでしょうか、、、。

2017年12月16日土曜日

イカした世界のおばちゃんシリーズ / 第1弾

トランプ大統領

さてさてさてさて、 6年ぶりにブログを始めます。

 再スタートしようと思ったのはブログを止めてから始めたFacebookに書き辛い事(題材や長文)が以外とあるからです。いつまで続くか判りませんが宜しくお願いします。

 一回目の今回はトランプ大統領について書きます。 

まず最初に言いますが、僕はトランプが当選するとは夢にも思いませんでした。アメリカ人がトランプを大統領にするはずがないと信じていました。 討論会などで自分の事をネガティブに言われると、その人がしゃべり終えるのを待たずに、反論をするトランプの姿は、会社の社長ならありかもしれないけど、国の代表としてはお粗末極まりなく感じました。大統領になるまで、自社では誰も彼に意見したりする人がいないかったのでしょう。 

しかし、結果はみなさんご存知のようにトランプは当選します。トランプが当選出来た要因に、対抗馬のヒラリーが弱かった(思ってた以上に世間に嫌われてた)のも大きかったと思います。 

トランプが当選した事により、世界が知ったのは、アメリカ人の本質です。必ずしもアメリカ人全員がトランプと同じ考えではありませんが、トランプが大統領になった事で、表では綺麗事を言いながら、本意は自己中心的なアメリカ人の一番醜い部分が世界中にされけ出されたのです。 もうアメリカは憧れの国ではありません。何に対しても文句ばかり言い、自分達優位(困った時は常に被害者に変身)の考え方は、世界のリーダーを自称する国とは思えません。 

きわどい事は口にしない/ 関わらないスタンスを取る従来の政治家(これは日本でも同じですね)とは、真逆なトランプに多くの人が共感したのは判る気がします。しかし、大統領になった今、トランプは公約した事の10%くらいしか実現させていません。それなのに、今なお彼をサポートし続けるアメリカ人は多くいます。これは怖い事実です。北朝鮮の代表並みに自分しか見えてないように思えます。

 僕はトランプは4 年の任期を終える前になんらかの理由で、外されると思っています。