僕はフリーランスのコーディネーターなので、
色んなプロダクションからの仕事を受けています。
なので、一つのロケが終わると、すぐ次のロケに入る事もあれば、
ロケの合間に数日~1週間の空きが出来る時もあります。
通常テレビやコマーシャルのロケは1週間位なので、
ロケ明け2日休めれば、体力も回復出来るし、雑務などもこなせます。
しかし、そんなに都合よく3日目から仕事が始まるのは稀。
そこで,僕は暇な時にバイトをしています。
少し前なのですが、そのバイト先から「8月30日の金曜日出れる?」と聞かれ、
ロケもなく空いてたので僕はバイトに出ました。
バイト先に着くと、この日はスタッフが2名休んでた事を知ったのですが、
9月2日の月曜日が祭日だったので、休んだ二人は金曜日も休み
4連休にして、家族と小旅行にでも行ったのかと思ってました。
しかし、後日判った事なのですが、金曜日を休んだ二人は
別に旅行などに行った訳ではなく、単純に金曜日も休んで4連休にし、
家でダラダラしてただけとの事。
この行動は、台風でも会社へと向かう日本人には到底理解出来ないと思いますが、
ハワイではかなり普通です。以前このブログにも書きましたが、
ハワイの人たちは働く事に対する「志」が日本人とはまるっきり違うのです。
これはハワイのいい所(仕事へのスタンスものんびり~)でもあり
悪い所(効率が悪い、仕事に対するプロ意識が低い)でもあるように思えます
少し前に洗濯機を買い替えたと書いたのですが
この時は3件ほど電気屋を回り、一軒目では「今日、洗濯機が大量にアメリカ本土から届いたのですが
まだ港の税関にあるので、お届けは2週間後位になります」と言われた。
2週間コインランドリーへ通うのは少ししんどい。
「展示してある洗濯機を自分のトラックに積んで帰ります」と言うと
「運搬の途中で壊れたりする可能性があるので、お客さんが自身で持って帰る事は出来ません」
と返答された。
そこで2件目に移動してみた。
すると、そこには欲しい洗濯機があったにもかかわらず
「お届けは1ヶ月後です」と言われた!
2週間でも長いのに1ヶ月は論外である。
島じゅうの洗濯機が一斉に壊れたわけじゃあるまいし、
なぜ1ヶ月もかかるのか?
最終的には即日発送すると言ってくれた3件目で洗濯機は購入したのですが、、
そこで説明されたのは、2件目の業者は商品の発送業務を自社ではやっておらず、
トラック組合を利用してるとの事
組合の人たちは、組合に守られてるので、余程の事がないと
首にはなりません。当然、急ごうという気持ちは一切持ち合わせておらず
ダラダラとやり、仕事を伸ばし、オーバータイムを狙うのです。
それゆえ、発送が滞り、1ヶ月かかるとの事でした。
ハワイを舞台にした刑事ドラマHawaii Fiveの主演男優Scott Caan(スコット・カーン)が
本土で受けたインタビューの中で「ハワイはどうですか?」と質問された際
「ハワイでは全ての人たちがスローモーションのように動く。
6日位なら何とか我慢できるが、それ以上の滞在はきつい」と
答え、これを聞いたハワイの地元組合の連中は激怒。
僕的にはスコット・カーンの言ってる事は事実だし、
まったくその通りだと思うのですが、、、、。
ハワイへ移住したいと言う声をよく聞きますが、
ハワイへ移住し、ハワイで快適に過ごすには、こういう部分をも受け入れ、
ストレスを感じずに居られる事が求められるのではないかと思います。
物事がオーガナイズされ、ルールを守れ、責任感を持って
働いてる人が当たり前の日本とは大きく違うのです