2018年6月2日土曜日

今日のニュース 5月31日・2018年

アメリカではすっかり定着したUBER(ウーバー)。

ウーバーとは素人の運転する車を配車するサービスで、日本で言ういわゆる「白タク」であり、日本ではタクシー業界が強い為、アメリカとは違う形態で運営されてるようです。

僕がウーバーの名前を初めて聞いたのは2~3年位前でしょうか?教えてくれたのは実際にドライバーとして登録した友人でした。「暇な時にやるだけで月500ドル~700ドルになるんだ!」と話してくれ、僕も登録するように言われたのを覚えています。

素人の運転する車に乗る事、また、誰かわからない人を自分の車に乗せる事に対して抵抗があった僕は、今現在もウーバーにドライバーとしても利用者としても登録していません。しかし、事前に料金がわかる事、タクシーより安い事、チップの金額を事前に決めれる事など、親切細やかなシステムにより利用者が増えてる事は理解できます

そんな、今日、コロラド州デンバーにて、客としてウーバーの車に乗車してた人物が、同じくウーバーの運転手に射殺されたとのニュースがありました。撃った運転手は黒人系のマイケル・ハンコック29歳。撃たれたのは45歳の韓国人キム・ヒョンス。警察の鑑識が現場で10発以上の薬莢を発見しました。

なぜ射殺したのかは、取り調べ中で、公表されませんでしたが、ウーバーでは運転手・乗客、共に武器の携帯は禁止してるので、運転手が拳銃を持ってた時点で基礎違反。ウーバーでは、登録する際には身元調査を事前に行ってると公表していますが、今回乗客を射殺した運転手の履歴には一切問題はなく、すでにウーバーの運転手として3年のキャリアがあったそうです。

動機などは今後の捜査で明らかになっていくでしょうが、このような事件は、銃が車より簡単に買えるアメリカの法律が根底にあり、これらを修正しない限り、銃を使用した犯罪は永遠に無くならないのです。「自由」である事と「なんでもしていい」とは、全く違う事だという事にアメリカ人が気がつかないかぎり、アメリカは同じ過ちを繰り返します。


今回の事件、日本だったら犯人が警察に逮捕されて終わると思いますが、ここアメリカでは、被害者側がウーバーを告訴し、億単位の訴訟を起こすと思います。

追記:6月7日 警察の取り調べに対して、加害者で運転手のマイケル・ハンコックは客としてキムと口論になり、襲われたので射殺したと説明。殺害されたキムは後ろの席ではなく、助手席に座ってる所を撃たれており、警察が現場に到着した時は助手席の床に倒れこんでたキムを発見。すぐに蘇生を試みたがすでに手遅れでした。

追記:殺害されたキムさんの家族は、シカゴに拠点を置き、今回のような相乗りで起きた事件に強い弁護士事務所を雇用。弁護士事務所は「ウーバーの規定にドライバーは凶器を持ってはいけないという項目があるのに、ウーバーはそれらの監督を怠った」とし、ちかじか裁判を起こすと発表。

0 件のコメント:

コメントを投稿