2018年4月1日日曜日

Melting Pot

1999年暮れにハワイに初めて来た時、すぐに僕が気がついたのは白人が少なかった事です。

これは1980年代に中高時代を白人が99%を占めてたカリフォルニア州オレンジカウンティーで育った僕には信じられない事で、のちにハワイには30%しか白人がいないと聞かされた時はさらに衝撃で、白人がマイノリティーの州がアメリカにあったのか?!」と驚いたものです。

僕が中高時代を過ごしたカリフォルニア州オレンジカウンティーは、今でこそOC(オーシー)などと言われ、おしゃれな街として認識されている様ですが、僕が住んでた時代はオレンジ畑を切り崩し、住宅が建ち始めた頃で、かなりの田舎でした。僕が通ってた高校では黒人が3人、アジア人は僕を含め4人、メキシコ人が 15人程で、あとは全員白人でした。このような環境で育ったので、初めてハワイへ来た時は、ハワイの人種のバランスに驚きましたし、人種が入り乱れてるのに関わらず、いい感じにバランスが取れてる事も更に驚きでした。

息子が学校に行くようになってからは、息子のクラスメートの殆どがハーフか4つ以上の人種がミックスされた子供達である事に気がつきました。4つ以上の人種がミックスされると、それぞれの人種の個性は薄れ、日差しの強いハワイで焼けた肌により、皆同じような顔つきになっていく事にも気がつきました。このような環境が当たり前で育つ事により、子供の世界観はアメリカのどの州で育つより広がると思うのです。

現在アメリカ本土で、白人がマイノリティーの州は、僕が知る限りハワイ州とカリフォルニア州のみです。しかし、カリフォルニア州とハワイの最大の違いはカリフォルニア州は日々国境を違法で越えてくるメキシコ人が圧倒的に多い事で、ハワイとは違い偏った人種バランスなのです。

想像してください。例えば日本の広島県だけ、日本人が30%しかおらず、あとは様々な人種で構成されてたら、広島は他の県よりも異国文化で溢れ、当然人種間の問題も起きるでしょう。そう考えるとハワイでは多種人種がバランスよく暮らしてるのをもっと理解できるのではないでしょうか?


ハワイには綺麗なビーチ、年間を通しての良い気候など、多くの人を惹きつけるものがありますが、ハワイの一番良いところは人種、文化が綺麗に混ざり、良いバランスを取れてる事だと僕は思うのです。このような環境下で子供を育てる事が出来てる事を感謝せねばと常々思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿