皆様アローハ
今日は健康保険についてです。
アメリカの健康保険は、州によって制度と内容が違うので日本の保険と違い少し複雑です。保険のみならず、アメリカで州により法律も違うのも要因です。例えばハワイではオートバイを乗る際にヘルメットは義務つけられてはいません。しかし、カリフォルニア、ニューヨーク、ネバダなどではオートバイに乗る際は必ずヘルメットを被らないといけません。
話を保険に戻しますが、日本には社会保険と国民保険があります。アメリカでは基本民間の保険会社が売る健康保険しかなく、日本の国民保険のように国がサポートしてくれる健康保険はありません。つまり健康保険がビジネスになってるので値段は自然と高価になりますし、金額は毎年変動します。これにより保険を持ってない低所得者が多く生まれます。
又、カリフォルニアには連日メキシコとの国境を違法で越えてくる不法移民が沢山います。このような人達は保険を持っていません。しかし、病気になれば病院に行かなければいけません。保険がないのに緊急窓口にやってる人を医者は保険を持ってないからとの理由で拒否する事は出来ません。保険を持ってようが持ってまいが命は命です。なので保険がないのに緊急窓口にやってきて、治療を受ける事になるのですが、当然支払い能力はないので、最終的には病院が丸損します。なので、一時期南カリフォルニアの緊急窓口が多く閉鎖された時期がありました。2017年現在、カリフォルニアでは不法民であろうとも保険を買えるように出来る法案が提示されました。
なぜ、保険を持ってない人が多いかと言いますと、保険が高くて支払えないのです。参考迄に我が家では8年位前までは、月$1300払ってました。これは家族3人で毎月払ってた金額です。
2010年、当時の大統領だったオバマさんが、低所得者でも入れるやすい保険プラン(オバマケア)を作り、国民全員に対し、なんらかのプランに入らなければ、確定申告時にペナルティーを課すと宣言し、多くの人たちが初めて保険プランに入りました。オバマケアには沢山のプランがあり、値段は保険内容(どこまでカバーするかなど)と収入により変動します。余談ですが、この時、我が家の毎月の保険料もいくらか下がり、とても助かりました。
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